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カルチャー 2023.12.15

【コラム】かもめ食堂と、来年のKAKA

こんにちは。今年も残すところ2週間あまりとなりましたね。年末はやりたいことも、やるべきこともたくさん。何かと気忙しい時期ですね。

今回は、2023年の振り返りと来年のKAKAについて、わたし今井&代表の長谷とのおしゃべり形式でお送りしたいと思います。ゆるゆると読んでいただけたら嬉しいです^^
まずは先日、リンネル主催「かもめ食堂」の小林聡美さん×森下圭子さんのトークショーを見たという話から…。

長谷(以下N):「かもめ食堂」のトークショーは見た?どうだった?

今井(以下I):オンラインで視聴しましたー!すごくよかった! お二人のすぐ前にお客さんがたくさん座っているんだけど、いかに「かもめ食堂」のことが好きか、本人を前に熱い想いを話していて。それぞれの心の中にこの映画が存在しているんだなあって、じーんとしちゃった。

N:上映してからもう17年くらいたってるのに、いまだに根強いファンがいる作品だよね。フィンランドの風景とか北欧のインテリア、出てくる食器も素敵で、あの映画から影響を受けた人って多いと思う。

I:はい。私も、映画を見たあとにアベックのプレートを手にいれたひとりです(笑)。そんなふうに、誰かの暮らしのものさしとなって、ずっと愛されているって、すごい事だなと思います。

 

N:具体的には、あの映画のどこに惹かれる?

I:うーん、特別大きな事件とか感動シーンはなくて、一人ひとりが、たんたんと暮らしを営んでいる感じ、かな? ごはんをつくって食べて、働いて、寝て。あたりまえのことをちゃんとやっている感じが好きなのかも。主人公のサチエさんの場合は仕事帰りにプールに行くのがルーティンみたいだけど、そうやって心に決めたことを、毎日静かに実行する姿を見ていると、清々しい気持ちになるんだよね。

N:なるほどー! KAKAで北欧の暮らし講座をしたときにも、参加者さんが同じようなことを言っていた気がするよ。他にはどう?

I:人間関係がわりとあっさりしているところかな? 来る人拒まず、去る人追わず、というか。お互いの過去とか事情を詮索したりしないし、程よい距離感でいるんだよね。登場人物それぞれが自立しているのが、見ていて心地いいのかも。

N:無関心っていうわけじゃなくて、むやみに詮索せず、みんなそれぞれいろいろあるってことを認め合う優しさ、みたいなのを感じるのかもね。

I:トークショーでは、フィンランドと日本の働き方の違いにも触れていて。たとえば撮影中に誰かの携帯電話が鳴っちゃったとしたら、日本では大ひんしゅく。でもフィンランドでは、「ラッキー!お酒おごってもらえる〜」って盛り上がるんだそう。すごい違いだよね。

N:日本人はまじめで勤勉だけど、そういう面はフィンランド人から学ぶところも多いよね。働き方が上手だし、スタンスが違うんだろうな。

I:長時間働くと、途中でだらける、とも話していました(笑)。なんだか憎めないですよね。

N:「かもめ食堂」を見たあとって、数時間はその世界の住人でいられない? パラダイムが変わるというか、心地よくて、いつまでもそんな世界で生きていきたいなって思う。

I:分かる! いつもと同じ風景も違って見えたり、ちょっと丁寧におにぎりつくってみようかな、とか思っちゃう。

N:KAKAもそういう風でありたくて。家をつくっておしまいじゃなくてね。たとえばロゴに込められた思いなんかも、もっと発信していきたい。それを汲み取ってもらって、余韻とともに幸せに暮らしてもらえたら、今までにない家づくりができるんじゃないかって思っていて。

I:そうなると、暮らしや生き方まで変わってきそうですね。

N:この間、kokoti cafeさんに行ったんだけど、同じフロアにある本屋さんで、蝋燭作品展を開催していて。そこに書かれていた「絵本といっしょに蝋燭をどうぞ」っていう言葉が印象的で。
子どもにとって、絵本ってこれから訪れるであろうキラキラした世界なわけじゃん。それを夢見て楽しみに生きて…。

I:絵本もまた、素敵な「余韻」をくれるってことですね。

N:大人になると忘れちゃうけどね。でもふと絵本を見ると、あの頃の気持ちを思い出させてくれる。冬にあったかい部屋で、音楽を流して蝋燭を灯して、お気に入りの絵本を開いてのんびり過ごせたら…って。
そういうのをちゃんと想像させてくれる展示になっていて、素晴らしかったんだよね。

I:それは行ってみたい! KAKAのオーナーさんにもおススメしておきましょう!

N:KAKAのコアバリューである「思いやり」「夢・希望」「創造性」。この中の「創造性」ってそういうことなんじゃないかなって思って。創造的な部分って難しいんだけど、それをもっとお伝えしていきたいんだよね。
今年はイベントもいくつかやったけど、お客さんの気持ちのスイッチが入らないと一方通行になっちゃう気がしていて。
来年はお客さんが受け手じゃなくて、自ら楽しく動いて、自分の暮らしや世界に展開していけるっていうところにフォーカスしていきたい。難しいんだけど、そういった、すでにKAKAの家に住んでいる方が、自主的にコントロールしてより良く暮らす。それが本当にやってもらいたいことだから。素敵な暮らしぶりを皆にお話してもらうとかね。

I:まさに「かもめ食堂」みたいに、お客さんの方から自発的に語ってもらえるような、話したくなっちゃうような、そんな存在になっていけたらいいですね。

N:それで、今後は「住んでるおうち見学会」を増やしていきたいなと。さっきも言ったけど、住んでる人が、その家で心豊かに暮らしてもらうことがKAKAのゴールだから。
その様子に僕たちも刺激をもらえるし、何よりも嬉しい。オーナーさんも、アウトプットすることでより意識するようになるだろうしね。自分ごととして動くとスイッチが入るから。家族や周りにもいい影響が広がるはず。

I:家を建てて終わりじゃないって、そういうことですね。KAKAで家を建てたからには、幸せになってもらいたいですし、そこに終わりはないですよね。だから関係性もずっと続いていくし…。そういう建築会社って珍しいのかも知れないけど、KAKAっぽいなって思います。
それから今年はイタリアンレストラン「エッセ」もオープンして、KAKAの環境も大きく変わりましたね。

N:すっかり人気店になったよね。KAKAの想いに共感・賛同してくれる人が自然と集まってつくり上げていく…そんな村というか集団になっていきたいね。そこにシナジーが生まれて、きっと楽しいことになる予感がする!

I:なんだかわくわくしてきました! 2024年のKAKAにも注目していてほしいですね。

いかがでしたか? とりとめもなく2人で話しましたが、「かもめ食堂」の話から絵本の話、今後のKAKAの展望にまで広がりました。

会話にも出てきた「住んでるおうち見学会」。来年は、ここに力を入れていきたいと思っています。KAKAで家づくりを検討されている方の貴重な機会になるのはもちろん、何よりKAKAオーナー様とともに成長し、良い影響を与え合っていきたい、という想いがあるからです。

そして、来年も完成見学会が続々と開催予定です。なんとなくKAKAが気になっているんだけどな、という方、ぜひお気軽にお申込みくださいね。イベント情報はこちらからどうぞ。

さて、少し早いですが、今年一年、コラムを読んでいただきありがとうございました。
KAKAのことをもう少し深く知ってもらったり、興味を持つきっかけになっていたら嬉しく思います。
そして素敵な出会い・ご縁につながったら、これ以上の喜びはありません。
スローペースではありますが、そんな発信を来年も行っていきたいと思います。
それでは皆さま、良いクリスマス&新年をお迎えください。

西三河を中心に、安城市・刈谷市・高浜市・岡崎市・西尾市で注文住宅、新築一戸建てを手掛けるKAKAの今井でした。

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