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子育て 2023.07.12

夏休みを目前に考えること

こんにちは。気が付けば、セミの声が聞こえるようになりましたね。本格的な夏の到来…。ということは、お子さんのいるご家庭は、夏休み目前ということですね。お昼ごはんの支度、規則正しい生活リズム、宿題のサポート…。考えただけで、クラクラします(苦笑)。正直、親にとっては休む暇などないくらい、いつも以上に忙しくなるシーズンですよね。

家づくりを考えておられる方や、KAKAのオーナーさまには、子育て真っ最中の方が多くいらっしゃいます。スタッフの中にも働くお母さんがいます。そこで今回は、子育てと家の関係について考えてみようと思います。

先日のことですが、わが家の息子(小3)が「学校に行きたくない」と言いだしました。時間は朝の7時。朝食の準備をしてゴミをまとめて洗濯物を干して…とやることが山積み、それこそ秒単位で動いている時間です。正直、「えっ、今!?」と思ってしまったのも事実です。でも、息子のこの発言をスルーしてはいけない。どうするべき?何が正しい対応?必死で頭のなかをぐるぐる巡らせ…。
ひとまず心を落ち着かせ、「どうして?」と聞きました。すると、どうやらプールの授業が嫌だとのこと。潜るのが上手にできなくて、不安なんだということを話してくれました。

この後どうしたのかについては後で書かせていただきますが、この件をスタッフに話したところ、自分たちの子育てや、それぞれの子ども時代の話、そして最終的にKAKAはこういうところを目指したいよね、という話にまで広がりました。

KAKAの家づくりのベースには、家の中心にはお母さんがいて、そのお母さんの心が安定していて幸せであることが大切、という思いがあります。子育ては夫婦でするもの、「お母さん」だけに目を向けるのは時代遅れ、という意見もあるかもしれません。ですが、日本において、そして周りを見ても、子育てをお母さんメインでしている家庭が圧倒的に多く、子どもと接する時間が多いのは事実です。
だからこそ、“お母さんの心が穏やかであること”がとても大事だと考えています。

でも現状よく見るのは、お母さんが疲れきって、「穏やか」から程遠い姿です。お母さんは社会的な枠で子育てをしていて、ちゃんとした、社会性のある子どもにしなきゃいけないという使命感を背負っているように感じます。

○○しなければならない、○○するべき、のような呪いにかかってしまうと、お母さんはどんどん辛くなります。それがエスカレートすると、追い詰められて、子どもをコントロールしようとします。冒頭の話でも、「どうするべき?何が正しい?」と自分に問いかけた私は、「社会的な目」にとらわれていたのかもしれません。

では、穏やか=ご機嫌であるには、どうしたらいいのでしょうか。
簡単に言うと、やりたくないことを自分が自分にやらせないこと、だと思います。
たとえば掃除がどうしても苦手なら、お掃除ロボットや家事代行サービスを使う。料理が面倒で時間がかかりすぎるなら、時短料理家電やミールキットを試してみる。他にも乾燥機付き洗濯機や大型の食洗機など、忙しすぎる現代のなかで、ラクになるために使えるものはどんどん使っていけばいいと思っています。

もちろんKAKAの家の性能でも、ずいぶんとお母さんの手助けをすることはできます。
レンジフードのないキッチンやバリアフリーでお掃除をラクに。部屋干しでもよく乾くので、洗濯のハードルが下がる、家じゅう快適な温度なので、動くのが億劫でなくなる、など。いわゆる「家事ラク」な住まいが標準となっています。

お母さんの心が穏やかであること。これは土台です。これが叶えられたうえで、落ち着いて子育てに向き合うことができるようになるのではないでしょうか。

子どもの「学校に行きたくない」発言がきっかけで、私は「家と子育て」について考える時間が増えました。
そこで知ったのが、「心理的安全性」という言葉です。組織のなかで、自分の考えや気持ちを、誰に対してでも安心して発言できる状態のことを意味します。
子どもでいうと、「学校や家が安心できて、自分の考えや気持ちを素直に表現できる」ということになりますよね。

家を、安心して発言できる場所にする。そのままの自分でいていいんだと思える場所にする。母親である私ができることは、これだ!と思いました。
心理的安全性が確保されていると、そこは心地よい場所になります。相手を信用でき、人と楽しく関わっていくことができます。これは、大人だってそうですよね。

あるKAKAスタッフは、子どもの頃、どんな状況や環境でも、お母さんだけは自分を丸ごと信じてくれていて、それが人格形成に影響しているし、すごく感謝している、と話していました。どんな自分でも親に受け止込めてもらっていた、という経験や記憶。それは何にも代えがたい財産だと思います。

子どもって、親の反応や気持ちを敏感に感じ取りますよね。きっと、大好きだからよく見ているんだと思います。だからこそ、心から信用し、愛情を持って見守ることが大切で、そのためにも自分自身に余裕をつくってもらいたいなと感じています。(これは、自戒も込めて…)

愛情はギフトです。見返りを求めない、クリスマスプレゼントのようなもの。
私たちは、お母さんが穏やかな気持ちで子どもにギフトを与えられるようにするには、どんな家だったり暮らしがいいかな、ということを考えています。家をつくるだけじゃなく、その後の生活が心豊かなものであってほしいからです。

週末に開催する「モーニングKAKA」も、見返りを求めないイベントです。KAKAからの一方的なギフト。それを、どう受け止めて、どう行動されるかは、ご家族の状況次第なのかなと思っています。KAKAとしては、愛情の連鎖で、より良くなりたい、幸せになりたいという人の輪を広げていけたら嬉しく思います。

最後に、プールが嫌で学校に行きたくない、と言う息子にどう対応したかですが…。私は連絡帳にそのまま書いて、先生に伝えました。息子はそれだけで安心したようで、登校して行きました。結果、これでよかったのか?は分かりませんが、そもそも正解などなく、その子に合った対応を模索していくしかないのでしょうね。子育ては難しいですし、鍛えられますね。こんなことも、KAKAオーナーさんたちとお話できたらいいなと思っています。私がそうだったように、人に話すことで気持ちはずいぶん楽になると思うので^^ これもまた、前回のコラムで書いたコミュニティの力ですよね。

夏休み目前、お母さんたち、自分を労わりながら、ほどほどに頑張りましょうね!

それではまた。西三河を中心に、安城市・刈谷市・高浜市・岡崎市・西尾市で注文住宅、新築一戸建てを手掛けるKAKAの今井でした。

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私たちは、お客様に家を見ていただくことでKAKAの特色をお伝えできると考えているため、独自のパンフレットをご用意しておりません。お一人おひとりのお客様との関わりを大切にしていきたいという思いからも、直にお会いすることを大事にしています。
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