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2023.04.07
「モーニングKAKA」開催しました
こんにちは。45回目のコラムです。
こちらをご覧いただいている方の中には、北欧の暮らしに興味があったり、家具や雑貨が好きな方がたくさんいらっしゃるかと思います。もちろんKAKAオーナーさまにも、北欧好きの方は多いです。
そのような方はすでにご存じかもしれませんが、まもなくジェイアール名古屋タカシマヤで、「ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン展」が開催されますね。
こちらでは、アルヴァ・アアルトやアルネ・ヤコブセンなど、北欧が誇る10名の巨匠の作品をはじめ、総勢70名のデザイナーが手がけた300点以上の家具や日用品が集結しているようです。
時代を越えて愛され続けている名品を一堂に見られる絶好の機会ですよね。インテリアの参考にしたり、北欧流の「美しい暮らし」からヒントをもらったり、北欧デザインの神髄に触れられるチャンスだと思います。
また、会場には北欧の部屋をリアルに再現した展示ブースがあるようです。朝昼晩の光や照明の様子を再現したり、名作椅子の座り心地を楽しんだりできるようなので、より北欧デザインの魅力を体感できそうですね。
公式サイトも素敵で、眺めているだけでもうっとりしてしまいますよ。ぜひご覧になってみてください^^
北欧のデザインは、シンプルで飽きがこず、機能性が高いことで知られています。そのような特徴を持つようになった背景には、北欧の気候が大きく関係しているようです。
北欧の冬は日照時間がとても短いため、その厳しい期間をいかに明るく楽しく過ごすかを大切にしています。照明器具は暮らしのなかで重要な役割を担っていますし、雑貨は動物をモチーフとしたユニークなものが多いです。明るく温かみのある色が多いのも特徴ですね。これも、「おうち時間を楽しく」という考えからきているのだと思います。
また、タイムレスな価値のある上質なものを、何世代にも渡って大切に受け継いでいく文化も根付いています。
芸術と生活に乖離がなく、「美しさ」が暮らしに寄り添ったものになっているところに、純粋に惹かれてしまうのかも知れません。
日本にいても、そんな北欧のような暮らしの楽しみ方、できるはずです。
たとえば、イッタラのバード。大切にするあまり、それを押し入れに仕舞い込んでいては意味がないと思いませんか? ガラスのバードを窓辺に置いて、その向こうに緑が透けて見えたり光が反射したり。そんな空間が与えてくれる豊かさこそ、私たちが望んでいるものではないでしょうか。
たとえば、ウェグナーの椅子。お気に入りの場所に置いて、コーヒーを飲みながら庭を眺める。心地よい風がそよそよと頬を撫でる。そこで得られる豊かさは格別なはずです。
仕舞われていたり陳列されてるだけではつまらない。日々の生活の中で使われ、幸せを感じてもらうこと、良いデザインによってより良い暮らしをつくること。当時の作者たちは、それを意図していたと思うのです。
KAKAの事務所では、名作と呼ばれる椅子を普通に使用していますし、お引渡しする住まいには、後の世代にも引き継いでいけるような照明や家具をご提案させていただいています。
そういったモノに触れるきっかけさえあれば、暮らしのなかに豊かさを感じる場面をもっと増やせるのでは?と思っています。
そして、そんな受け皿を心のなかにお持ちの方は、実は多いんじゃないかなと感じています。
前回のコラムでも書きましたが、暮らす人が想像力を持ち、素敵な暮らしをすること。主体的に行動したいと思っている方がいれば、KAKAはその気持ちに寄り添い、サポートをしたいと思っています。
「北風と太陽」というイソップ寓話がありますよね。旅人の服を脱がせたら勝ち、という力比べを北風と太陽がするお話です。北風の厳しい態度と太陽の寛容な態度、その二つの対照性が描かれています。
これを久しぶりに読んでみて、KAKAは太陽のようでありたいし、手前味噌ではありますが、それほどかけ離れていないんじゃないかな?と思うところがありました。
幼い頃にあこがれた、お花が似合う家。緑の光に包まれた明るい暮らし。でもいざ家づくりとなると、現実的に手に入れるのは無理だし、困難だなと感じている人が多いように感じます。なんだかお金がかかりそう、身の丈に合ってない気がする、贅沢なんじゃないか…。そんな風に障壁をつくっている方に、大丈夫ですよと安心感を与えられる存在でありたいですし、このコラムなどでもご提案をしていきたいと思っています。
地震や災害への対策は大切ですが、息苦しいシェルターのような家づくりをすすめることはありませんし、不安を煽ってあれもこれも付け足し、予算を上げていくこともしません。それは「北風」流のやり方です。KAKAにはそもそも営業マンがいませんので、ただただ自分たちのミッションに基づいて、良いと思うことをまっすぐお伝えしていくのみです。
事務所やモデルハウスに来てもらって、窓を開けて気持ちいいなと感じてもらえれば充分。椅子に腰かけてコーヒーを飲むささやかな幸せを知ってもらえれば充分。
そんなことを考え、目の前のお客さまの幸せを想像しながら、KAKAの各部門はワンチームで取り組んでいます。
曇りの日も雨の日も、気持ちが明るくいられる暮らし。太陽のように心もからだもほぐしてくれる家づくり。
少しでもアンテナにひっかかるところがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。
それではまた。西三河を中心に、安城市・刈谷市・高浜市・岡崎市・西尾市で注文住宅、新築一戸建てを手掛けるKAKAの今井でした。