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コラム 2017.04.14

高齢者ほど低い室温で血圧上昇しやすい

私は現在、34歳です。これから先、自分の家を持てたらと考えています。家を建てるということは、とても大きな買い物です。

私は以前、看護師として働いていました。建築業界では素人ですが、このたび家や暮らしにまつわることを勉強する機会をいただけました。

家を購入する前に色々な情報を知っていれば、より豊かに暮らせるかもしれません。

そんな暮らしに役立つヒントをみなさんにも発信していけたらと思っています。参考にしていただけたら嬉しいです。

今日は、「高齢者ほど低い室温で血圧上昇しやすい」というテーマについて勉強しました。

ある調査の中間報告で、次のことが分かりました。

1. 冬期において起床時室温が低いほど、血圧が高くなる傾向がみられた

2. 高齢者ほど、室温と血圧との関連が強いことが認められた

3. 断熱改修によって室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認された

4. 居間または脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、入浴事故リスクが高いとされる熱め入浴の確率が有意に高い

出典 住宅あんしんニュース

 

この他にも、英国保健省による冬季室内温度指針からは、寒さによって血圧上昇(高血圧性疾患リスク増大)、肺の抵抗弱体化(肺感染症リスク増大)、血液の濃化(冠状動脈血栓症リスク増大)が起こり、脳卒中、肺炎、心筋梗塞などの病気のリスクとなることが分かっています。

高齢者は、最高血圧が高くなり、最低血圧との差が大きくなる傾向がみられます。最高血圧が高くなるのは、老化によって血管の弾力性が低下し、血管壁が厚くなり、血液の流れが悪くなるためです。また、自律神経の働きも低下し、血管の収縮や拡張がうまくできなくなることも原因のひとつです。

先日、私の祖母が早朝に胸の痛みを訴えて心筋梗塞で入院しました。

我が家では、今年の冬から脱衣所の気温を23℃程度に保つようにしています。祖母が退院してからは、夜中ずっと寝室の暖房を入れるようにしました。でも、祖母は毎晩「もったいない」と、顔をしかめていました。暖房を入れたままにしている必要性を説明しても、なかなか祖母の「もったいない」の言葉は変わりません。ちゃんと分かってもらえたらいいけれど…。

昔の家は、土壁で断熱処理が不十分なため、暖房が効きにくいという特徴があるそうです。その状況でのエアコンの入れっぱなしは、「電気代がすごく高くなってしまうからもったいない」という声も聞きました。

そこで、お世話になった両親へ断熱改修のプレゼントをしている人もいるそうです。

とっても大きなプレゼントで、なかなか簡単にできることではないけれど…いつか自分もそんな素敵なプレゼントができればいいなと思いました。

どう伝えていくかが、今後のカギとなります。どう伝えていくのがいいのか?何か良いご意見があれば、ぜひ教えてください。

高齢になるにつれて、体温は低下してきます。だから、高齢の方は熱めの入浴を好むのかもしれませんね。

昔の家には大体、廊下があるような気がします。でも、いくら他の部屋を暖めていても廊下が寒くて室温差があっては、意味がなくなってしまいます。そうなると、ワンルームのような構造が理想的なのかもしれませんね。

いくらお家がカッコよくても、住む人が病に倒れてしまうようなお家では本当に残念ですよね。

居住空間の温度変化を穏やかにすることは、とても大切ですね。

今回お話させていただいたことを、暮らしのヒントとして役立ててもらえたら嬉しいです。

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