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ニュース・コラム

イベントレポ 2025.12.23

【コラム】成熟した住まいを目指して

こんにちは。冬らしい澄んだ寒さの日が続きますね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。いよいよ年末ということで、一年の振り返りやお片付け、大掃除などに取り組んでいる方もいらっしゃるでしょうか。
年越しの前にはクリスマスもやってきますね。KAKAでは今年もクリスマスパーティーとモルック大会を開催しました。天気予報は雨だったのですが、スウェーデンや北欧では、多少の雨であれば傘をささずに屋外で過ごすこともある…ということで、決行! 結果、小雨になる時間もあり、たくさんのオーナー様たちとともに、楽しく熱い戦いを繰り広げることができました。
スウェーデン人スタッフお手製のパン&ドリンクでほっとしたり、サンタさんからのお菓子プレゼントに大盛り上がりしたり。
大人も子どももみんなが笑顔で、同じ空間で、幸せを分かち合えた時間でした。クリスマスのよい思い出に加わっていたら、スタッフ一同嬉しく思います。

さて、近頃のKAKAは、オーナー様のご自宅へ伺う機会が増えています。
入って最初に感じるのが、どのお宅も心地よく片付けられていて、私たちが想像している以上にすてきな空間が広がっている、ということ。それは、ただモノが少ないとか、整然と並べられているということではありません。オーナー様それぞれがご自分の「好き」なモノたちに囲まれ、暮らしそのものを楽しんでいる様子が伝わってくるのです。「ああ、より良く暮らしていただけているな」と実感できること、家づくりをする私たちにとって、これ以上の喜びはありません。

「いい家」とは、「いい暮らしがある」ということ例えばコーヒーを飲みながら庭の緑を眺めたり、朝の光のなかで食事をしたり、お気に入りの椅子でくつろいだりする時間。「あ、今幸せだな」と感じる瞬間の積み重ねこそが、本当の豊かさではないでしょうか。
オーナー様宅へ伺うと、折に触れてそんな様子を感じ取れることがあり、本当に嬉しくあたたかい気持ちにさせてもらっています。
今回は、そんなオーナー様への訪問を通じて改めて感じた、家づくりと「暮らし」についてお話ししたいと思います。

デザインに騙されない、「暮らしの器」としての家

家はあくまで「暮らすための器」です。どれだけ見た目がよい家をつくっても、デザインという言葉に踊らされて家具やインテリアを選んでも、実際の暮らしが破綻していては意味がありません。和のもの、洋のもの、日々の生活道具……それらが並んだ時に、無理なく馴染み、品よく受け止めてくれる。そんな「プレーンでスタンダードな器」であることが大切だと考えています。

KAKAのお客様には『&Premium』を愛読されたり、MHLやアルテック、マリメッコなどを好まれる方が多くいらっしゃいます。そうした感性をお持ちの方々が選ぶ、イッタラのプレートのように、和洋を問わず使える「スタンダードな美しさ」と、年齢を重ねてもしっくりくる「気品」を兼ね備えた家。それこそが、私たちが目指す姿です。

「幸せ・健康・文化的」な暮らしの土台

私たちのミッションは「幸せ・健康・文化的」な暮らしをつくることです。「幸せ」とは、家族が日々を笑顔で紡いでいくこと。その土台には必ず「健康」が必要です。
KAKAの家では、「冬でも暖かい」「空気がきれい」「一年中裸足で過ごせる」というのは、当たり前の標準性能です。外で雪が降っていても、家の中では裸足や薄着で過ごせる。薄手のタオルケット一枚で眠れる。CO2濃度が適切に管理され、頭が痛くなることもない。ヒートショックの心配なく、身体への負担が少ない「暖かい家」を提供することは、作り手としての責任です。
この「当たり前の健康」が担保されているからこそ、その先にある「文化的な楽しみ」や「自分らしい時間」に心を向けることができるのです。

 年月を経て醸成される「文化的な暮らし」

家は、引き渡して終わりではありません。そこから育っていくものです。住まい手が愛情を持ち続けなければ、家はただの「箱」になり、廃れてしまいます。
住まい手であるオーナー様には、年齢を重ねても、かつて雑誌で見たような憧れのライフスタイルやインテリアへの関心を持ち続けていただきたいと願っています。「子供がいるから」「忙しいから」と諦めず、そんなライフステージだからこそ、無理なく叶えられるヒントをKAKAやルンドビレッジの発信から受け取っていただけたらと思っています。

最近、「ジャパンディ」という言葉も耳にしますが、私たちはあえて和を強調する必要はないんじゃないかと思っています。日本人のDNAの中には「和」の感覚が生まれながらに備わっていると思うからです。だからこそ、少し「北欧」の要素、たとえば現地の暮らしや新旧をミックスさせる感性などを学ぶことで、暮らしはより深みを増していくのではないかなと考えています。

北欧の方たちは、古いものと新しいものを自由にミックスさせ、自分たちの手で住まいを育てることが得意です。ピカピカの新築であることがゴールではなく、年月を経て傷がついたり、古びたりした中に、住み手の「らしさ」や「気品」が滲み出る。まさに成熟した住まいだなと感じます。

 「ルンドビレッジ」と共に

KAKAを含む「ルンドビレッジ」には、イタリアンレストランのエッセや輸入ヴィンテージ家具を扱うペッカ、北欧暮らし講座やお花やお茶の教室も定期的に開催されています。事務所にいると、素敵な車や着物で訪れる方々の姿を見かけることが多く、どこか洗練された空気を感じます。
私たちKAKAも、この場所と共に、単なる家づくりを超えた「豊かな生き方」をご提案・共有していきたいと考えています。

5年、10年、20年と時を経ても、住まい手自身が成熟し、自分らしい暮らしを体現されている、そんな「育つ家」をこれからも一緒に作り上げていきたい。オーナー様宅の訪問をきっかけに、よりその想いを強くしたKAKA。
来年はそういったオーナー様の暮らしをさらに深掘りして、皆さんにシェアしながら「もう時代的にここまで来ているし、あなたもできますよ」ということをお伝えしたいと考えています。
「幸せ・健康・文化的」。この3つが揃った「ベターライフ」を、KAKAはこれからも追い求めていきます。

それではまた。西三河を中心に、安城市・刈谷市・高浜市・岡崎市・西尾市で注文住宅、新築一戸建てを手掛けるKAKAの今井でした。

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私たちは、お客様に家を見ていただくことでKAKAの特色をお伝えできると考えているため、独自のパンフレットをご用意しておりません。お一人おひとりのお客様との関わりを大切にしていきたいという思いからも、直にお会いすることを大事にしています。
モデルハウスの見学や定期的に開催している「個別家づくり相談会」などのイベントへ、ぜひお気軽にご参加ください。

※押し売りやしつこい連絡をすることはございません。ご安心ください。