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カルチャー 2024.09.05

【コラム】上質な暮らしとは

こんにちは。9月に入り、ずいぶん過ごしやすくなってきましたね。長い夏休みが終わって、ほっとしている方も多いのではないでしょうか。紛れもなく私もその一人で、子どもたちを学校に送り出してから出勤した事務所の心地のよさに、疲れが解きほぐされていくようでした。会社に来てリラックスできるなんて、幸せですね(笑)。

今日は、そんなある日の事務所の風景をご紹介します。

大谷哲也さんの平鍋、素敵ですよね。豊田市にあるギャラリー&ショップのShuroさんで購入したものだそう。
入れてあるのは、KAKAの庭になっていたかりん。器の白とかりんの黄緑が絶妙な組み合わせで、思わず見とれてしまいました。

自然の造形って、どうしてこんなに美しいんでしょうか。かたちも色も、いびつさやムラになっているところさえ、キレイだなあと見入ってしまいます。それを受け止めるうつわも、ずっと触っていたくなるような質感でした。

何気なく置かれたうつわと果物。それは、夏の暑さと忙しさに疲れた心身を、思いがけず癒してくれました。
朝いちばんで目にしたものがコレでしたので、私はすっかりリラックスモードになってしまったというわけです。そしてコーヒーを飲みながら、しみじみと感じました。

上質なものに触れるって、大切だ、と。

これがプラスチックのお皿に乗っていたら、きっとここまで心が動いてはいなかったでしょう。
そこであらためて、「モノえらびの大切さ」や「暮らしの質をあげること」について考えてみたいと思います。

住まいは家族の原点、ひいては人生をつくる場所。
家族みんながリラックスして、心地よく過ごせる場所であったらいいですよね。お家が心地よいと、ただコーヒーを飲んでパラパラと本をめくっているだけでも心が満たされますし、ご機嫌でいられます。ヒーリングスポットでありパワースポットでもあり、さらに感性を満たしてくれる場所であったらなおいいな、と思っています。
そこで重要になってくるのが、モノ選びです。
本当に必要で美しいなと思えるお気に入りだけを置くこと。消耗品ではなくて、メンテナンスしながら長く愛用できるもの。そういったモノに囲まれていると、目に入るたびに嬉しくなりますし、使うたびに「やっぱりいいな」と満たされます。高価だとか手に入りにくいレアなものがいい、という意味ではありません。心から気にいって選んだカップ、椅子、花瓶、画…。愛着のあるものに囲まれて、満たされてご機嫌でいられたら、心が安定しますし、それによって家庭や子育てもうまく回っていくような…そんな気がしませんか? 忙しいママやパパ、片づけが得意じゃない人こそ、出しっぱなしでも嫌な気分にならない、自分にとっての上質なモノを選ぶ意識を持つことをおススメします。

デザインや質の優れたものを暮らしに定着させる。そうは言っても、まだ幼い子どもにガラスのコップを持たせたら割ってしまいそうで、気持ちが休まらない!そう思いますよね。分かります!
わが家でも、まだ小さかった子どもにグラスで飲み物を出すようにしたとき、大丈夫かな…と心配でたまりませんでした。でも、子どもにとって、大人と同じようなガラスや陶器のうつわで食事ができることって、思っている以上に嬉しいことなんでしょうね。それまでのプラスチックのものよりも、大切に扱ってくれるようになりました。

子どもにモノを大切にすることを教えたり、感性を育んだりするためにも、普段から上質なものを使う。モノを購入するときには、お気に入りを長く使うという前提で、一つひとつ選ぶのがいいんじゃないかなと思います。そういった親の姿を見て育った子どもは、大人が教えなくてもモノの価値観を自然に身に付けていきます。そしてそこで身に付いた感性は、子どもたちの生涯を支えてくれるような気がします。

そう考えると…、子どもの成長期にこそ、上質な住まいで子育てをした方がいいんじゃないかな、と思えてきます。子どもを育てる環境というのは、子にとってはもちろんですが、育てる側にとってもものすごく重要なことだと思うからです。乳児を育てているママさん、一日じゅう家から一歩も出られなかったりしますよね。赤ちゃんを抱っこしながら家のなかをぐるぐる回って…。そこで目に入るものの影響って、けっこう大きいと思います。ママの気持ちが穏やかでご機嫌であることは、とっても大事ですから。

先ほども書いたように、上質って、特別に高いモノである必要はないと思います。自分の感性を満たして、心地よくしてくれるもの。長く使い続けたいなと思えるもの。そんなモノたちで住まいを整えていくことは、家族への愛であり、自分への労わりでもあると思います。
そしてそれは、新築じゃなくても一戸建てじゃなくても、意識を持つことから始められると思います。

夏の疲れは忘れたころにやってきます。毎日がんばっているご自分のためにも、「上質な暮らし」という視点で考えてみてはいかがでしょうか。このコラムがそのきっかけになりましたら、嬉しいです。

過去のコラム「あなたは何を美しいと感じますか?」こちらもよかったら読んでみてくださいね。

それではまた。西三河を中心に、安城市・刈谷市・高浜市・岡崎市・西尾市で注文住宅、新築一戸建てを手掛けるKAKAの今井でした。

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