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インタビュー 2023.09.07

【コラム】家づくりを考え始めたあなたへ

こんにちは。9月に入り、一週間が経ちましたね。生活リズムが通常に戻って、少しほっとされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところで夏休みや長期休暇、皆さんはどのようにお家で過ごしていましたか? コロナが始まった頃もそうでしたが、家にいる時間が長くなると、「暮らし」について考える機会が増えると思います。
そこで今回は、暮らしのことを見つめ直し、そろそろ自分たちの家づくりのこと、考えてみようかな…という方へ向けてお届けしたいと思います。とくに小さいお子さんがいらっしゃったり、これから家族が増えるかもしれない、という方に読んでいただけたら嬉しいです^^

KAKAビレッジ内には、事務所やイタリアンレストラン「エッセ」のほかに、17坪の平屋のお家が建っています。ここはモデルハウスでもあり、実際に4人家族が住んでいる家でもあります。
ここのオーナー夫婦との会話を中心に、家づくりでKAKAが大切にしていること、ご紹介していきます。それではどうぞ。

 

ここに住む前は、もっと大きな家に住んでいたんですよね。

長谷和(以下K):20代の時に建てたんだけど、同時期に起業、さらに子どもが生まれるというトリプルな状態で、今思うと本当にキツかった…(苦笑)。しかも、若かったから「人に見せる」家をつくりたいと思って、やってしまった。おしゃれとかかっこいいとか言われたくて。あの時、もう少し年齢が上の人とか、素敵な先輩にアドバイスをもらえばよかったと思うよ。
で、結果42坪の大きな家を建てて、ローンを抱えて。でも「家族が大事!ここで素敵な人生を送っていくんだ!」って夢を見てつくったから、やっぱり期待もしているわけで。だけど3年、4年と経って…。

現実は違ったんですか?

K:まず、家が広いから掃除が大変。週末に友だちが遊びに来るってなると、前日から片付けや掃除をするんだよね。金曜日は仕事で疲れているからイライラするし、喧嘩のもとになってた。結局リビングしか片付かなかったりして。
自分は、子どものグッズとか、キャラクターのおもちゃが増えていくのが嫌で。収納も広かったから、なんでもかんでもしまい込んじゃってた。

長谷華(以下H):リビングで寝ちゃった子どもを寝室まで抱っこして運ぶのも大変だったよね。
あと、足元が寒かった! 靴下とスリッパをはいてもまだ寒くて。ダイニングチェアに座っても、椅子に足を乗せてたから(苦笑)。服もたくさん着こんでたね。

K:高気密な家ではなかったからね。スキマだらけ。逆に夏は2階がすごく暑くて。
昔は、高気密高断熱の家なんて興味ないし、若いからなんとかなる!と思っていたけど、とんでもない! 20代が終わって30代の中頃になると、体は思うようにいかないんだって身に染みて感じたよ。

夢と現実のギャップを感じていたんですね。

H:昔は、片付けが苦手だから収納はたくさんあった方がいいと思っていて。だから大きい収納をつくったんだけど、それが自分には合っていなくて。片付けが苦手なのは、片付けられる量と収納量が合っていないのが原因だったみたい。私は視覚的にモノがいっぱいあると、頭が混乱するタイプなんだなって気づいて。モノが少ない方が自分には向いているっていうのがようやくわかったんだよね。収納に関しては、自分の場合は「大は小を兼ねません」でした…。

今は、収納量とのバランスは取れていますか?

K:片付けは苦手な夫婦だけど(笑)、そもそもの量が少ないから、イライラが減ったよ。昔は深く考えずにモノを買っていたけど、今は「どこに置く?」っていったん考える習慣ができたから、ムダな買い物がなくなった。
あるべきところにモノがきちんと収まっているのは気持ちが良いなあって、そう思えるくらいには意識が変わりました!
子どもたちも、目に見える空間が汚れていたり散らかっていると気になるみたいで。自主的に片付けるようになってきた気がする。成長が感じられて嬉しいです。

年齢を重ねるにつれて、変化してきたことはありますか?

K:若い時はとにかく「明るい家がいい」って思っていたけど、ある程度年齢を重ねると、ちょっと落ち着きのある暗めの空間も欲しくなるかな。といっても、やりすぎずナチュラルな感じで。
それから、若い時に暮らしのなかでやりたい、でもなかなかできない…ともどかしく思っていたことは、子どもが大きくなるにつれ、だんだん実現できるようになりました。子どものグッズも減るし、時間的にも余裕ができるしね。

今小さいお子さんのいる方には、刺さる言葉ですね! 希望が持てそうです。

K:あとは、日々、小さな幸せを感じるようになったかな。テーブルクロスの上にお花が飾ってあって、ベルサのお皿でケーキを食べて、窓辺にはネコちゃんが寝ていて、その向こうの木には鳥がとまっていて…。傍らでは子どもたちが楽しそうに会話していたりね。そういう家族との風景が、かけがえないものだなって。

まさに「幸せで健康で文化的」なゆたかな暮らしですね。
そういう暮らしに憧れる方も多いと思いますが、具体的にどうしたらいいんでしょうか?

K:ぱっと目に入ってきたその景色が「いいな」「好きだな」って感じられたらいいなと僕たちは思っていて。目に映るものって、その人をつくる要素になると思うので。
フィンランドに行った時にも感じたんだけど、街並みがきれいで美しいランドスケープが広がっていて。そこに身を置いているだけで、心も穏やかで安定する気がして。家も同じじゃないかなって思います。いくら立派な家でも、片付いていないと気持ちがささくれ立つし、なんとなく気に入らないものがあるとざわざわする。
愛着の持てるものに囲まれて暮らすことは、すごく心にいい影響を与えていると思います。結果、ゆたかな時間がつくられていくし、子どもたちにもそう映っているだろうと。

先ほどの、片付けがしやすくなったり、モノ選びにも変化が出てきたことにつながるんですね。
お家自体はどうですか? 家づくりの参考になりそうなことがあれば教えてください。

K:わが家はコンパクトだけど、投資するところはしました。たとえば床の素材や壁の漆喰、木製の窓。毎日見たり触れたりするところだから、そこは妥協したくなかった。
健康や安全面でいえば、空気の流れや温熱環境はもちろん、断熱や耐震もしっかりやれていて、長期優良住宅やZEHのレベルは当然クリアしています。安心の上に、ゆたかな暮らしが成り立っていると思います。

H:人に見せるための家じゃない。お気に入りの家具やインテリア、暮らしている自分たちが嬉しくなるような空間がつくれているなって。やっとそれができるようになった実感があります。

KAKAのミッション「幸せを想像し、ゆたかな暮らしを創造する」を具現化したのが、この17坪の家ですね。

K:この家を見てもらうと、ほとんどの方がそのミッションに共感してくださるんです。KAKAが気になって来られた方は、きっと根底にあるものが似ているんだと思います。僕自身は「幸せで健康で文化的なゆたかな暮らし」が欲しくて、20代のころに家をつくった。言葉にはしなかったけれど、求めていたものは当時も変わらなかったんです。でも現実は違ってしまって。寒いし片付かないし掃除はしにくいし、それでケンカも増える。心がゆたかな状態で暮らすのは難しかったんです。
でも今、小さい家で暮らしてみるとそれができている。リアルなものをお見せできるし、経験からアドバイスすることもできます。
ちょっと深い話になってしまうけれど、家を建てるっていうことは、自分の生き方を家族に見せることでもあると思っていて。子どもに対して「こういう生き方もあるよ」「お父さんお母さんはこういう生き方がいいって思っているよ」って、語らなくても姿勢として見せられるんじゃないかなと。けっして押し付けるわけじゃなくてね。
そうやって自分だけじゃなくて人に対しても「幸せで健康で文化的な」いい影響を与えるような暮らし方をすれば、子どもたちも何かしら掴み取ってくれるんじゃないかなあって。
自分は、日々そういう意識をもって楽しく暮らすことが人生でしたくて。その決断が、家を建てることだったんだと思います。

家は、そこに暮らす人を表す。そう思うと、ますます難しく考えてしまいそうです。今家づくりを検討している若い方へ、何かアドバイスはありますか?

K:家を建てるって、競争や勝ち負けじゃない。人と比べるものではありません。自分と家族が本当に幸せになっていくため、心ゆたかになるために追求していくことが大切だと思います。そしてそれは家を建ててからも続いていくもの。心のスイッチが入っていないと、どんないい家に住んでも同じだと思います。

心にスイッチを入れるきっかけづくりは、KAKAとしても様々なイベントで行っていますね。KAKAに来られる方はお子さま連れが多くいらっしゃいますが、とくにその世代の方へお伝えしたいことはありますか?

K:家づくりの段階で、子どもに照準をあてすぎないように…かな。子育てのことばっかり考えざるを得ない時期はあるけれど、そこに合わせてやりすぎてしまうのはおススメしません。子どもは成長するし、いずれ夫婦二人になる。家は、ご夫婦の家。子どもたちはいつか自分たちの家をつくっていきます。
そんなことも含めて、子どもは親を見ているもの。だから、かっこよく素敵に、子どもに見せられる姿勢で暮らすことが大事かなと思います。

H:子どものことで補足すると、子どもは成長して変化していくもので、適応能力も高い。危ないことも、ちょっと自分で工夫してみようかなとか、考えて学んで成長していきます。だから、なんでもかんでも環境を整えてあげればいいわけじゃなくて、ちょっと離れて見守るスタンスでもいいのかなって思います。もちろん安全第一ですけど、お母さんお父さんの「子どもを危険から守らねば!」っていう張り詰めた気持ちを、もうちょっと緩めてもらえたら、ご両親もラクになると思います。

華代さんは保育士の経験もありますもんね。頼もしいアドバイスありがとうございます!

いかがでしたでしょうか。今回は、とくに小さいお子さんがいる若い方へ、家づくりのヒントになればと思い、お送りしました。
家を考えるときには、決断や覚悟が要りますよね。何を大切にしていきたいかによって、それは人それぞれ違います。
KAKAのオーナーは、「幸せで健康で文化的なゆたかな暮らし」を求めて、決断しました。それが今のKAKAのミッションにも繋がり、家づくりに反映されています。それが一番分かりやすくお伝えできるのが、17坪の平屋のモデルハウスです。

17坪の家を見ていただくと、「こういう暮らし方もあるんだ、実現できるんだ!」と、きっと驚かれると思います。本当にこれは、実際に見ていただかないと難しいことで、文字では限界があることが、もどかしいです。「ゆたかな暮らし」は絵空事ではなく、叶えられるということ、ぜひ知っていただきたいです。
これを読んで少しでも気になりましたら、お気軽にイベントへお申し込みくださいね。スタッフ一同、お待ちしています!

それではまた。西三河を中心に、安城市・刈谷市・高浜市・岡崎市・西尾市で注文住宅、新築一戸建てを手掛けるKAKAの今井でした。

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私たちは、お客様に家を見ていただくことでKAKAの特色をお伝えできると考えているため、独自のパンフレットをご用意しておりません。お一人おひとりのお客様との関わりを大切にしていきたいという思いからも、直にお会いすることを大事にしています。
モデルハウスの見学や定期的に開催している「個別家づくり相談会」などのイベントへ、ぜひお気軽にご参加ください。

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