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設計 2022.11.01

KAKAのご提案する仕様

こんにちは。コラムも20回目になりました。いつも読んでくださる方、ありがとうございます!
さて今回は、KAKAのご提案する仕様についてご紹介していきたいと思います。いつもと違って具体的なお話になりますが、家づくりの参考にしていただけたら嬉しいです。

床材

基本的に無垢材を採用しており、ご予算や暮らし方に合わせて樹種を提案しています。主なものはこちら。

パイン(松)…最初は明るい色をしていますが、年月とともに、だんだん飴色に変化していきます。足ざわりが柔らかく、長時間立っていても痛くなりにくいと感じる方が多いです。
同じ針葉樹に杉材があり、こちらも採用することがありますが、杉はさらに柔らかいため、キズになりやすいです。やんちゃなお子様がいるご家庭では、ぼこぼこになってしまうことも。もちろん、それも味わいとして愛着を持っていただけます。
パインはモダンにもカントリーにも持っていきやすい、ふり幅の大きい床材です。

オーク…ワインの樽や家具に使われる、人気の高い床材です。ちょっと硬めなので傷がつきにくいというメリットが。色はパインに比べると深めで、少し落ち着いた雰囲気が出せます。チークほど濃すぎず、ほどほどの色目が使いやすい樹種です。こちらも、色はだんだん濃くなっていきます。
経年変化を楽しめるのは、無垢材ならではですね。

外壁

メンテナンス、耐久性、コストの面から、主にガルバリウム鋼板を採用しています。

窯業系サイディングは10年から15年くらいの周期でメンテナンスが必要になります。2階建てなら足場を組んでの作業になり、費用は150万以上はかかるのが相場のようです。そういった点を踏まえたうえで採用されるのであればいいのですが、知らないままに選択して、お子さんが中学校にあがる時期に大金が必要に…!となると大変です。
また、塗り壁で雨漏りしてしまうと、その塗り壁を全部落とさないといけません。これには費用がすごくかかります。ガルバリウム鋼板は、30年くらいはほぼノーメンテでいける素材ですが、仮に修理が必要になったときにも、ビスを外してめくればいいだけなので、コストの面でも安心です。そして材料も再利用できます。
ただ、仕上がりにムラがなく均一性があるので、どうしても工業製品感は出てしまいます。それが気になる方は、メンテナンス費は多少かかってしまいますが、一部を漆喰塗りや杉板張りにすることで、金属との対比を楽しんでいただけると思います。

さらに、耐震性能の面でも、ガルバリウム鋼板はおすすめです。漆喰やモルタルは重量があるので、家が重たくなります。軽くて耐久性に優れている金属屋根を使用することは、住宅の耐震性をあげることにつながります。

サッシ

メイン空間には木製サッシ、予算によりハイブリッドサッシを使っています。

木製サッシといっても、田舎のおばあちゃん家にあるような木枠の窓ではありません。断熱気密がきちんととれる、結露が起きにくい高性能なサッシです。ヨーロッパや北欧では普通に使われていますね。木でフレーミングされた景色はどこかあたたかく、取り込む風景も違ったものに感じられるから不思議です。一度木製サッシの良さを知ってしまうと、ほとんどの人が「もうこれ以外には考えられない」と言います。木製サッシは贅沢品ではなくて、心にゆたかさを与えてくれるアイテムだと考えています。

内装仕上げ

主にEP塗装でシンプルに仕上げています。クロスのようにはがれることなく、質感を楽しめます。時には珪砂を混ぜて吹き付け、表情を出すこともあります。色は、家具の映える飽きのこない白を採用することが多いです。予算に合わせて、漆喰や板張りなども採用しています。


天井は、一部木材(桐、杉、ツガなど)を採用することも。白い天井もすっきりしていますが、そこに温かみがプラスされ、色が焼けていく風合いも楽しんでいただけます。

 

 

断熱

「高性能グラスウール」を採用しています。この高性能グラスウールは、一般的なグラスウールよりも繊維が細いため、より動きにくい空気層ができ、さらに高い断熱効果があります。その性能を、きちんと発揮できる施工技術があれば、いちばん長持ちする断熱材だと考えています。
壁の中では必ず結露が起きます。物理現象として劣化は避けられません。自然素材は土にかえろうとします。それが壁の中で起きてしまうと、家の耐久性に関わります。高性能グラスウールは、ガラスの繊維からできているので腐りません。人間の生命を守る部分、そういったところはあえて自然素材を用いずに、腐らない素材、そして再利用できるものを使用しています。

ざっと、主な仕様についてご紹介させていただきました。
仕様には様々なものがありますが、KAKAの大切に考えている価値観のひとつ、「タイムレス」に照らし合わせて選んでいます。できるだけシンプルで、長く使えて、次の世代に引き継いでいけるもの。そういった観点をベースに、お客さまの好みや暮らし方を踏まえてご提案しています。

数ある工務店、ハウスメーカーのなかから、注文住宅を建てるパートナーを選ぶのはとても大変なことだと思います。時間も気力も必要になりますよね。
大切なのは、その住宅会社の価値観に共感できるか、だと思います。そのためには、まず自分たちが何を大切に考えているのか?を知るところから始める必要があります。家づくりは、自分たちを、家族を知ること。
そのうえで、私たちKAKAの家づくりに共感できそう、と感じられたら、ぜひ一度のぞきに来てくださいね。11月20日には、KAKA OPEN DAYがございます。いつもと違って、夜の雰囲気を見ていただけますよ。お待ちしています! それではまた。
西三河を中心に、安城市・刈谷市・高浜市・岡崎市・西尾市で注文住宅、新築一戸建てを手掛けるKAKAの今井でした。

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私たちは、お客様に家を見ていただくことでKAKAの特色をお伝えできると考えているため、独自のパンフレットをご用意しておりません。お一人おひとりのお客様との関わりを大切にしていきたいという思いからも、直にお会いすることを大事にしています。
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